32bitデバイスをiOS8.4.1にダウングレードする方法を説明します。
第1章 確認と準備
1.対象デバイス
- iPhone 4S
- iPhone 5
2.ダウングレード条件
- MacかLinuxを搭載したパソコン(仮想マシンでも可能)
- 脱獄済みデバイス
- WiFi経由でOpenSSH接続が可能(CydiaからOpenSSHをインストール)
3.必要なもの
- odysseusOTA 2
- iOS8.4.1のIPSW(ダウンロード後、名前を841.ipswに変更してください。)
上記の2つのファイルを以下のリンクからダウンロードして、デスクトップに保存してください。
https://vacation-et.work/archives/1002208062.html
第2章 ダウングレードの準備
1.ダウンロードして名前を変更した841.ipswを、odysseusOTA2フォルダ内にあるお使いのOSの名前のフォルダの中に移動してください。
3.ダウングレード用のファームウェアを作成するには以下のコマンドを入力して実行します。
./ipsw 841.ipsw custom_downgrade.ipsw -bbupdate
4.ダウングレードに使用するiOS8.4.1のOTASHSHを取得するには、以下のコマンドを入力して実行してください。
./idevicerestore -t custom_downgrade.ipsw
5.pwnediBSSを抽出するには、以下のコマンドを入力して実行します。
./xpwntool `unzip -j custom_downgrade.ipsw 'Firmware/dfu/iBSS*' | awk '/inflating/{print $2}'` pwnediBSS
6.ファイルをデバイスにコピーする必要がある為、以下のコマンドを入力して実行します。
scp pwnediBSS ../kloader root@IPアドレス:
上のコマンドの太字になっているIPアドレスは書き換えが必要になります。
設定アプリ内の接続済みWi-FiのiマークよりIPアドレスを確認してください。
Are you sure you want to continue connecting (yes/no)? と表示された場合、接続を続行しないといけないので、yesと入力してください。
次にrootのパスワードを入力します。
初期のパスワードはalpineです。
ssh root@IPアドレス
上のコマンドの太字になっているIPアドレスは書き換えが必要になります。
設定アプリ内の接続済みWi-FiのiマークよりIPアドレスを確認してください。
次にrootのパスワードを入力します。
初期のパスワードはalpineです。
8.デバイスをSSH経由でkloaderを実行するには以下のコマンドを入力して実行します。
./kloader pwnediBSS
第3章 ダウングレードの実行
1.新しいターミナルを起動して、cd (cdの後にスペース)と入力し、odysseusOTA2フォルダ内にあるお使いのOSの名前のフォルダを、ターミナルのウインドウ上にドラックしてEnterキーを押してください。
2.ダウングレードを開始するには以下のコマンドを入力して実行します。
./idevicerestore -w ./custom_downgrade.ipsw