iOSデバイスからホームボタンが無くなると起こる問題点

iOSデバイスからホームボタンが無くなると起こる問題点について、思ったことを簡単に説明したいと思います。

iOSデバイスとは

Appleが開発しているモバイルオペレーションシステムであるiOS(旧iPhone OS)がインストールされている端末の事で、iPhone、iPod touch 、iPadの事を言います。

ホームボタン廃止の流れ

2017年9月に発表されたM字ハゲディスプレイでお馴染みのiPhone Xが発表されて以降、Appleはホームボタン廃止の流れを加速しています。

2018年9月の新型iPhoneに関しては、発表された全てのiPhoneがM字ハゲディスプレイになっており、その次の10月のスペシャルイベントでは新型iPad Proが発表されましたが、これに関してもホームボタンが廃止されています。

操作の複雑化の問題

2012年10月にiOSの生みの親とも言われているスコットフォーストールiOS担当上級副社長がiOS6のマップ問題による責任を取らされた形で辞任に追い込まれた事は、そこそこ有名な話だとは思います。

それがきっかけで、iOSを開発する部門の責任者が変わってしまい、その影響で今までのiPhoneの良さが無くなってきています。

その一つ目が操作が簡単であるという事です。

シンプルにするのは、複雑にするより難しいこともある。努力して思考を研ぎ澄ませないと、シンプルにはできない。だが、そこに至ることができれば何だってできるのだから、目指す価値はある

この上の文章は、スティーブ・ジョブズApple CEOの名言なのですが、iOSは進化と共に使いにくいOSになってしまいました。

もちろん、アップデートを繰り返すごとに機能の追加や設定項目の増加は当たり前ですが、特に設定に関しては色々なところに散らばっている感じになっているので、どこに何の設定があるのか探すのに時間がかかってしまい、非常にわかりにくいですよね。

全体的に昔のiOSは、すっきりとしていて、本当にシンプルで、数回タップするだけでどんな操作もできました。

しかも、ユーザーインターフェースは直感的で使いやすかったです。

そんな中でのホームボタンの廃止です。

ホームバー

ホームボタンが廃止されたに伴って、画面の下に常に「ホームバー」と言われているバーが常に表示されるようになりますが、個人的に邪魔ではないかなと思います。

ここで、AppleのiPhone Xシリーズのホームページを見てみると、このような説明が書いてあります。

ホームボタンがなくてもご心配なく。

いくつかの簡単なアクションで、行きたいところへどこにでもアクセスできます。

ホームボタンが無くなったiPhoneで変わった操作は主に以下の6個です。

  1. ホーム:画面の一番下から上へ1回スワイプ
  2. マルチタスク:画面を上にスワイプして長押し
  3. コントロールセンター:画面の右上角から下にスワイプ
  4. Siri;サイドボタンを長押し
  5. Apple Pay :サイドボタンをダブルクリック
  6. 電源オフ:サイドボタンと音量ボタンを長押し

確かに操作的な部分では簡単かもしれませんが、これはiPhoneではないと思います。

その理由として、iPhoneの良さは説明書無しで使えるということではなかったでしょうか。

こんなに操作が複雑になって、機械に強い方であれば慣れればいいかもしれませんが、障害者や高齢者、機械自体ほとんど触ったことのない様な人がこんなに操作が複雑になったiPhoneが使えるとは言い切ることができないぐらいになっています。

やはり、ホームボタンを1回押すだけでホームに戻ることができて、ダブルタップでマルチタスクという操作ほど簡単なものはないですね。

誤操作の懸念

ホームボタンが廃止されたことによって、iPhone Xや新型iPad Proは画面の下に常に表示される「ホームバー」でスワイプしたりして操作することになるのですが、一番気になる事は誤操作です。

特にiPhoneの場合、縦の状態で使うのであれば特に問題はないかもしれませんが、横画面の時にどうなるのかが特に気になりますね。

iPhone Xで誤操作をしてしまう場面で特に多いのは、ゲームをしている時です。

ほとんどのゲームは画面を横にすることが多いと思います。

しかし、横画面にしたとしても下に常に「ホームバー」が表示されますので、それを誤ってスワイプしてしまってゲームを閉じてしまうトラブルが多発しているようです。

ホームボタンがあるiPhoneでは考えられなかったことが当たり前のように起こっています。

iPhone Xの開発に携わった関係者は、このようなことが起こってしまうことをちゃんと予想していたのでしょうか。

ホームボタンが無くても慣れれば大丈夫という人が多いみたいですが、誤ってホームバーに触れてしまってアプリを閉じてしまう事に慣れることができるのか気になるところです。

邪魔なホームバーの誤操作対策

現時点でiPhone Xから邪魔なホームバーを完全に非表示にする事はできませんが、一時的に非表示にすることができる方法がありました。

iOS標準機能の「アクセスガイド」という機能使うことによって、ホームバーを非表示にすることができます。

その為、ゲームなどをやっていて、誤ってバーに触れてしまうといった誤操作をなくすことができます。

設定方法は、「設定アプリ」>「一般」>「アクセシビリティ」>「アクセスガイド」のスイッチをオンにして、この機能を使いたいアプリでサイドボタンをトリプルタップして開始することができます。

この機能が有効の状態ではホームバーは機能しなくなります。

そして、再びホームバーを使いたい場合はサイドボタンを再度トリプルクリックして機能を停止すればいいです。

ただ、デメリットとして、この機能を解除しなければスクリーンショットも取れませんし、アプリの切り替えも何もできなくなります。

ホームボタンがないと余計な心配が必要

ボームボタンを押す操作、ホームバーをスワイプする操作はどちらもそんなに手間は変わらないと思いますが、先ほど説明した通り、ホームバーが画面上に常に表示されるので非常に邪魔です。

誤ってスワイプすると作業が中断してしまって、特にゲームをしている時にこのようなことになってしまったらゲームに集中できませんよね。

また、先程紹介した「アクセスガイド」という機能を使用すれば、ホームバーによる誤操作を防止することができますが、やはり設定から何までめんどくさいですよね。

それを総合的に考えると、多くのAndroid端末にあるような、画面の下に固定されているメニューボタンの方がいいですね。

オプションでホームバーを常に非表示にできて、Androidのようなホームボタンを画面上に固定して表示できる設定が欲しいところです。

今のiOSでもホームボタンを画面上に表示させることができる機能は確かにありますが、移動式のボタンで、目立ってしまうので、あまり個人的には好きではないので、画面の端に固定できるボタン的な機能があるといいと思います。

Touch ID

ホームボタンに内蔵されていた指紋認証システムであるTouch IDは、ホームボタンが廃止されたiPhone XシリーズとiPad Proでは廃止されています。

今後もこのような流れが続いてしまうのではないかなと非常に心配してしまうところですが、やはりなんだかんだTouch IDは便利ですよね。

顔認証のFace IDも同じぐらい便利かもしれませんが、iPhoneを顔に傾けなければいけないというところは非常にめんどくさいと思います。

特にApple Payで支払いにする際とかになると、その度に顔を傾けなければいけないので、無駄な手間がかかってしまいます。

その反面、Touch IDはボタンに指が触れていれば認証されるので、この方が利便性的にも高いかもしれませんね。

これに関しては、使う人によって考え方は変わってくると思うので、Touch IDやホームボタンがあるモデルと無いモデルの両方をAppleが出してくれることを祈るばかりです。

価格の高騰化

Touch IDモデルに比べてFace IDの開発費と部品代が関係していると思いますが、iPhoneの価格が高くなりすぎています。

その反面、Touch ID搭載モデルに関して、iPhone 8は少し高いとは思いますが、iPhone Xほどではありませんし、比較的安い傾向があります。

その理由として、Face IDの場合はカメラの性能が高くなければ顔認証が通りにくくなりますし、その為の部品や開発費が関係して高くなっていると思います。

カメラの性能にこだわっていない人であったり、Touch IDで満足している人も大半だと思いますので、無駄な技術を必要としていない人の為にも、ホームボタンを完全に無くすことはして欲しくありません。

画面が大きすぎる

最近のAppleは、他のAndroidスマートフォン製造会社と共に、どれだけ大きく出来るか競争をしていますが、いくら何でも携帯電話で5インチは大きすぎます。

特にiPhone Xに関してはホームボタンをなくして、ディスプレイをM字ハゲにして、全画面と言っていますが、画面の一部が出っ歯ていると全画面だとは言えませんよね。

画面が小さくても使いにくくなってしまいますが、画面が大きすぎても使いにくくなってしまうことは、今のAppleの幹部は分かっているのか気になるところです。

中途半端な画面サイズほど持ちにくいスマートフォンはありませんし、落としてしまう可能性がiPhone 4sやiPhone 5と比べても非常に高くなります。

スティーブ・ジョブズApple CEOは、iPhoneは3.5インチが最適な画面サイズであるという考えを持っていました。

iPhone 5では4インチに変更されましたが、それでもスティーブ・ジョブズApple CEOがこだわっていた片手操作が出来るサイズです。

スマートフォンの画面の巨大化は時代の流れなのかもしれませんが、いくら何でもやりすぎです。

「賢い/ハイテク」という意味のスマートだけではなく、「細くてかっこいい」という意味のスマートフォンを昔のAppleは作っていたと思います。

iPhone SEが良い例ですね。