5GはLTEほど携帯電話の電波としては向かない

5GはLTEほど携帯電話の電波としては向かないということで、現時点で分かる情報を説明します。

5Gの特徴

  • 高速大容量: LTEの1Gbpsに対して5Gは10Gbps(10倍の通信速度)
  • 低遅延: LTEの10msに対して5Gは1ms(1/10の応答速度)
  • 多数接続: LTEの10万台/㎢に対して5Gは100万台/㎢(10倍の同時接続数)

つまり、5Gは高速通信ができ、より大容量で、たくさんの機器を同時に接続でき、通信の遅れも少ない特徴があります。

5Gで活用される技術

  • VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(現実と仮想現実の融合)は、5Gの高速・大容量、低遅延を生かすことでさまざまな表現が可能となります。
  • 5Gの多接続と低遅延によってドローンのコントロール可能台数や範囲が広がります。
  • 5Gでの超高信頼・低遅延の実現により、通信遅延を短縮化し、リアルタイムで車を制御できることによって、「隊列走行」や「完全自動運転」の実現が出来るとされています。

5Gの主な問題点

高速・大容量化のためには、周波数帯域幅を広げることが有効です。

しかし、5Gでは基地局当たりの通信可能な範囲が、LTE以前よりも狭くなる可能性があります。

電波は周波数が高くなると、遠くまで届きにくくなる性質があります。

5Gでは、高速・大容量の実現のために、LTEで使われてきた3.6GHz以下の周波数帯に加え、3.6~6GHz帯や、28GHz帯の利用がされます。

これは、LTE以前が主に利用してきた3.6GHz帯以下と比べて電波の到達距離が短くなりやすいです。

つまり、LTEと比較してもかなり高い周波数帯域でのサービスになるため、電波到達距離が短く、直進性が強いため、障害物が多い場所、屋内などだと電波がほとんど到達しません。

5Gを普及させるのに必要な事

5Gを普及させるのに必要なのは、それに対応した機器はもちろんですが、5Gが繋がるようにするという事ですよね。

5Gの3.6~6GHz帯や28GHz帯の電波は、これまでに利用されてきた周波数帯よりも長い距離を飛びづらいため、その利用には工夫が必要です。

5Gはより高速で通信できますが、届く距離が短く、直進性が強くて建物の壁や雨などに遮へいされてしまうと電波は回り込めません。

なので特に、コンクリートの建物などに入ると電波が届きにくくなってしまいます。

それを解決するためには、基地局をより多くの場所に設置することです。

基地局を増やすのはよりコストがかかりますよね。

設置して終わりではなく、電気代もかかりますし、メンテナンスなど、基地局が増えるといろいろな問題が出てきますね。

まとめ

LTEと比較しても5Gは電波到達距離は短く、直進性が強いので、障害物に弱く、繋がりにくいでしょう。

なので、ほとんどの地域ではLTEが主流の時代がこれからも続くと個人的には思います。

5GをLTEと同じぐらいのエリアで利用可能にするためには、基地局をより多く設置しないといけないので、その場合は携帯電話料金が上がりそうですよね。

ただ、令和おじさんの一言、楽天モバイルが低価格でMNOサービスを行うなど、料金に対する意識が変わってきていますので、これ以上料金が上がることはないとは思いますが、MVNOで低価格プランで満足している人にとってはかなり心配ですね。

なお、5Gがどのくらいのエリアの地域で使えるのか、室内でも電波は届くのか、料金はどうなるのか、そういったところを全て含めて見ていきたいですね。