楽天モバイルがプラチナバンド割り当てを要求しました。
目次
デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)の開催

総務省|デジタル変革時代の電波政策懇談会|デジタル変革時代の電波政策懇談会(第2回)の開催
現在の主な問題点
- 認定期間が終了した後も、再免許により同一の事業者が周波数を利用し続けている
- 周波数の割当てが長期間、固定化されている(電波が届きやすい周波数は、特に割当てが固定化されている状況)
- 電波が届きやすい周波数(例:プラチナバンド)は、すでに割当て済みであり、今後の割当て周波数は、電波が届きにくい周波数(Mid Band / High Band)が多い
- 現状、新規参入事業者は、電波が届きやすい周波数の割当て機会がなく、周波数の割当ても少ないため、既存事業者との公正な競争環境が実現されにくい
楽天モバイルの周波数
「楽天モバイル」の周波数は他キャリアと比較して圧倒的に少なく、カバレッジを作るために必須なプラチナバンドがない状況。
3GHz以下の周波数の中でも、プラチナバンドは価値がある。
ただ、プラチナバンドの保有量は、ドコモ(50MHz)、KDDI(50MHz)、ソフトバンクグループ(50MHz)と、各グループで同等となっている.
プラチナバンド割り当て要望
ユーザビリティの向上の観点から、電波がすみずみまで届きやすく、浸透性の高いプラチナバンドが競争上必要不可欠ということで、楽天モバイルはプラチナバンドの再配分を検討を要望しました。
プラチナバンドの伝搬特性
1.7GHz帯と比べて電波がすみずみまで届くプラチナバンドでなければ、他キャリアと同等条件でカバレッジをつくることは困難
屋内への電波伝搬特性について
1.7GHz帯は電波伝搬特性上、電波が減衰しやすいため、プラチナバンドと比べ、屋内でのユーザビリティの観点で競争条件が劣後
カバーエリアの比較(シミュレーション)
楽天モバイルが割当てられている1.7GHz帯と比べた場合 プラチナバンドのカバーエリアは、約1.3倍〜2倍