MacBookの突然のUSB-Cの完全移行は失敗だった

MacBookの突然のUSB-Cの完全移行は失敗だったということで説明します。

1.突然の移行

2015年に発売されたMacBookや、2016年に新しくなったMacBook Proでは、世界的に一般的な規格でもあるUSBポートは無くなり、USB-Cという新しい規格のポートが採用されてしまいました。

2015年当時、賛否両論繰り広げましたよね。

あの時は、個人的にもAppleは何をしたいのか、何を考えているのかさっぱり理解ができませんでした。

2.USB-Cの問題点

USB-Cとは全く新しい規格で、MacBookの突然の採用、そしてUSBポートからの完全移行がきっかけで知ったという方は多いのではないのではないでしょうか。

Wikipediaによると、”USB-C(USB Type-C規格)は非営利団体のUSB Implementers Forumが発表し、2014年8月に最終仕様が策定された”ということなので、かなり新しい規格ですよね。

ここで皆さん、よく考えてみてください。

USB規格のものが主流で、USB端子のケーブルが当たり前になっているこの世の中で、2015年に発表されたMacBookでは今後、流行るかどうかもわからないUSB-Cを採用しました。

しかも、それに続いて2016年に新しくなったMacBook ProでもUSBポートを廃止してUSB-Cポートへ完全移行したわけです。

常識的に考えて少しAppleは早とちりしすぎているのではないかなと個人的には思っています。

もし、USB-Cは今後も流行ることはなく、USBからの移行が進まなかったらどうするつもりでしょうか。

いくらMacBookのデザインが良くなった、本体の厚さが薄くなったからといっても、そういった他の機器と接続するために必要不可欠なポートを無くすというは決して良いことではありません。

もちろん見た目も大切だと思いますが、利便性も考えなければいけないのではないでしょうか。

3.準備期間が必要だった

USB-Cはまだ新しい規格というのもあり、まだ広まっていないというのは事実です。

なので完全移行ではなく、徐々に移行していくやり方の方が良かったのではないでしょうか。

いくらMacBookでUSB-Cを採用したからといって、他のメーカーがUSB-C規格に対応した機器やケーブルを作るとは限りませんし、全体で見るとMacのシェア率は10%もありません。

残りの約90%ぐらいはWindowsですし、どちらにしてもUSB-Cを流行らせる方法は、他のメーカーとの連携、協力が必要だと思います。

常識的に考えて、普及率が高い規格のものを作った方がメーカー的にも利益が出ると思いますし、新しい規格に合わせたものを作るということはコストがかかりますからね。

こういったことを含めてよく考えると、やはりAppleはいきなりUSB-Cに完全移行するのではなく、移行したとしてもユーザーが不自由しない様に準備期間が必要だったと思います。

4.充電ケーブルとしては良かった

現行モデルのMacBookでは、USB-Cが採用されているということで説明しましたが、USB-Cは他の機器との接続だけではなく、MacBookの充電ケーブルとしての役割も果たしています。

MacBook Airや従来のMacBookでは、MagSafeを使って充電をしていましたよね。

個人的にMagSafeはかなり気にっていたのですが、いくつかの問題点があります。

MagSafeの場合、MacBookの種類によって使用できるMagSafeは異なる為、指定されているMagSafe以外は使用できなかったり、充電ケーブルとACアダプタは一緒になっていて外すことができませんでした。

その結果、ケーブルが脱線して使えなくなったからといってケーブルだけを交換することはできなかったわけです。

しかし、現行モデルのMacBookでは充電ケーブルはUSB-Cに統一され、MacBookを購入した際に付属されているACアダプタ、ケーブルもそれぞれ独立しているため、外すこともできます。

しかも、他社製のACアダプタ、ケーブルを使ってMacBookを充電できるようになっているので、ケーブルが脱線してしまった時でも今までのようにApple純正のケーブルを使う必要がなくなりました。

他のメーカーの、好きなACアダプタ、ケーブルが選べる点では良いですね。

そういった事を考えると、非常に良かったのではないのかなと思っています。

5.変換アダプタは別売りの問題

現時点では、USB-Cはほとんど普及もしていないわけですから、対応機器というのは少ないですよね。

しかも、USBフラッシュメモリに関しても何にしても、USB-C端子ではなければ変換アダプタは必要です。

それなのに、変換アダプタが1つも付属しないというのはおかしな話ですよね。

iPhone7の場合、イヤホンジャックを無くしましたが、Lightningから3.5mmイヤホンの変換アダプタは付属しています。

それなのに何故、MacBookの場合USB-CからUSBポートに変換するアダプタは付属していないのか個人的に非常に謎なのです。

MacBookを購入するだけでもかなりの出費なわけですから、それに加えて変換アダプタを別売りで買わないといけないとなると、お財布が大変ですよね。

決して安い買い物というわけではありませんから、そういった配慮が必要だったと思いますし、少なからず変換アダプタ1つは付けるべきだったと思います。

6.アダプタは補助的なもの

アダプタとは本来、補助的なもので使うものです。

一般の方であれば多分、アダプタを使う機会というのは、SDカードを使う場合だと思っています。

パソコンにSDカードスロットがない場合は多いですし、デジタルカメラなどでSDカードが使われる事は多いですからね。

ただ、ほとんどの場合、USB規格が使われているわけですから、アダプタを使う機会というのはありませんよね。

しかし、USB-Cポートしか付いていないMacBookでは本来補助的な存在であるアダプタを常に使わなければいけません。

しかも、MacBookはノートパソコンです。

ノートパソコンというのは、いろいろな場所に持ち運ぶ目的で作られたパソコンです。

それなのに、わざわざアダプタを使ってケーブルを接続するというのははっきり言ってめんどくさいですよね。

これこそ、MacBookシリーズで唯一USBポートやSDカードスロットがあるMacBook Airみたいに直接接続が出来た方が楽ではないでしょうか?

部屋の中で使う分には問題ないは思いますが、外出先でアダプタを使うというのは、無駄な手間をかけているとしか考えられません。

7.Macは今までにも新しいものを採用して古いものを廃止してきた

Macの歴史を見ると、今までにも今回と似たような事例がありました。

新しいものを採用して、古いものを廃止しているということです。

その中で一番有名なものはフロッピーディスクと光学ディスクですね。

当時主流であったフロッピーディスクを廃止して光学ディスクに移行したり、その次は光学ディスクを廃止してUSBポートに移行したり、なかなか今回と似たような事をしています。

でも、その時は代わりのものがあったからこそ出来たようなものだと思っています。

当時の状況を完全に把握して、理解して物事を考えるというのはかなり難しいと思うのですが、補助記憶装置の場合だったからこそ通用したと思うのです。

フロッピーディスクに比べて光学ディスクの方が磁気にも強くて保存できる容量も大きいです。

そして、光学ディスクとUSBフラッシュメモリの場合はどうなのかというと、寿命的には光学ディスクよりもフラッシュメモリの方が短いです。

ですが、長期保存といえばHDDというものがありますし、USBフラッシュメモリの方がどちらかといえば何度も書き込みが出来るわけですから光学ディスクよりも利便性は高いですよね。

そういったことも含めて判断したことだと思っています。

しかし、今回の場合はポートです。

過去にシリアルポートが付いていたMacがあったらしいですが、1998から2000年時点ではUSB規格のものが一般的に普及していたらしいです。

当時の情報が少ないためわからない事が多いのですが、普及する事がわかってから廃止するのは十分に理解できます。

しかし、今回のUSB-Cの場合、全く普及も流行もしていない時点でやった事ですから、この時点で完全移行はやりすぎですね。

8.最後に

いつになったらUSB-Cは普及するのでしょうか。

個人的な話になってしまうのですが、電化製品やそういったジャンルのものは本当に昔から好きなので、家電量販店とかに行くと特にパソコンや携帯電話売り場にはよく行ったりするのですが、USB-C自体全くと言っても良いほど見かけません。

なので、写真では見たことありますが、USB-Cの実物を見た事がありません。

2017年時点でこの状態なので、2018年が終わる頃はまだわかりませんが、あまり状況的には2015年から変わっていないような感じがしますね。

MacBookのUSB-C完全移行の影響で、MacBook用の変換アダプタは増えたみたいですが、アダプタなしで接続ができる時代はまだまだ先なのではないのかなと思っています。

もちろん、USB規格よりもUSB-C規格の方が確かに全体的に見ると良くなっていますし、小さくなっていますし、場所もとりません。

なのでMacBookを今まで以上に薄く軽くする事が出来ます。

ですが、利便性を考えると、アダプタを使わなければ接続できない機器というのがほとんどの訳ですから、とても不自由なのではないでしょうか。

この状況を見ると、Appleはまだまだ普及もしなければ流行もしない規格を採用してしまったようです。